私のチームが所属している神奈川県3部リーグには約113チームが16ブロックに分かれ構成されています。2部リーグには32チーム、1部リーグには12チームその先に関東リーグと続いていきます。
今回は私が所属してきた3部リーグに注目し、チームを運営して行く上で今現在抱えている問題について取り上げてみます。
グラウンドの問題
多くのチームが直面する問題だと思います。これだけのチームがあることから、3部リーグに対してサッカー協会からのグラウンドの提供はなく、試合を開催するのにも、自らがグランドを確保しなければなりません。神奈川には恐らく県リーグに所属していないチームも含めれば200は超える社会人チームがある中で、神奈川県内のグラウンドは圧倒的に足りません。各チームがグランドを確保するには基本的に毎月の抽選によるものです。熾烈なグラウンド争奪戦が毎月行われています。
人員の問題
今では学生も多く社会人サッカーに所属していますが、基本的には仕事をしながらプレーしている人がほとんどだと思います。仕事が忙しく試合に参加出来ないなんてのは往々にしてあります。仕事だけでなく20代後半、特に30代は結婚して小さな子供を持つ選手も多くいます。家庭が第一優先であるのは当然のことで、活動に参加出来ない選手もやはりたくさんいます。それらが重なると30名程在籍しているチームでも、練習や試合に人が集まらないことは日常茶飯事なことです。1.グラウンド問題をクリアしても人員が集まらなければ試合は開催出来ません。
金銭面の問題
社会人サッカーの多くは自分達でお金を出し合って活動しているチームがほとんどだと思います。リーグ登録料やグラウンド費用、審判費用など様々な出費があります。県3部所属のチームでもスポンサーが付いているチームを見かけますが、どこまで援助を受けているかは分かりません。金銭面の負担は少なからず発生します。
チームを運営していく上で、今回挙げた3つの問題はほんの一部で、まだまだたくさんの障害があります。それでもなお社会人サッカーには魅力があると思っています。その魅力が200を超える社会人チームが存在している結果なのではないでしょうか。
また別の記事で社会人サッカーの魅力について考察してみたいと思います。
今後、社会人サッカーチームを設立し運営しようと思っている人にとっての参考となれば幸いです。
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