高校卒業後のサッカー環境
高校を卒業後、進学ではなく就職への道を選んだ私は、仕事しながらもサッカーをプレーする場所を求めて、県3部に所属していた地元の社会人チームに加入しました。今思い返せば、もっと上のカテゴリーでやりたかったと思うが当時は社会人サッカーについて何も知識がありませんでした。今ではSNS上には社会人リーグの情報はたくさんあり、認知度や盛り上がりは年々増していて、若い選手も多くレベルがかなり上がっているように感じています。
当時、私が加入したチームには学生や社会人、10代から40代と幅広い層の選手たちが在籍していました。様々な職種、外国籍、色々な境遇の選手達が居て、サッカー以外においても刺激になる部分があった。家庭の悩みを抱える人も、就活で悩んでる人も週末にはサッカーが作り出した、素晴らしい場所がそこにはあったと感じます。
一方で、学生時代では楽しかったはずのサッカーが辛かったり、重荷になったりする時があります。親からの期待や指導者や仲間からの重圧など。今思い返せば、笑ってプレーすることなんて日に日になくなっていました。自分自身のプレーを怖がり、笑顔でプレーしているとコーチからは集中しろと叱られていた。実際には楽しかった思い出なんてのはほんの僅かであったと思います。
社会人サッカーの価値
社会人サッカーはスポーツの醍醐味である楽しむ事を思い出させてくれました。また、当たり前だと思っていたことの価値に気付かせてくれました。仲間がいて、対戦相手がいて審判がいることで初めて試合が成立すること。決して一人では出来ない。たくさんの人達の情熱と敬意で成り立っています。
社会人サッカーのおかげで更にサッカーが好きになりました。たくさんの人と出会えたからこそ、サッカーの奥深さを知りました。その後、社会人サッカーでプレーして12年目にチームを設立しました。高校時代の友達や社会人で出会った友達、友達が友達を呼び数珠つなぎのようにして30名弱の選手が集まりました。チーム名とコンセプトにはみんなにとっての【FUN PLACE】にと言う思いを込めた。現在は社会は生きづらい世の中だけど、週末にはボール一つで繋がる仲間達がいる。サッカーが出来る喜びを噛み締めながら真剣に楽しむのです。
まだまだ未完成だが、この先もサッカーを通してたくさんの仲間たちと出会うでしょう。その仲間と共にサッカーを楽しみ、人生を豊かにしたい。
私が社会人チームを作った理由
それは、サッカーを通してみんなにとっての【FUN PLACE】を作ること。
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